日本人建築家 坂茂:Shigeru Ban氏の設計で、工事が進んでいた、 特殊な紙の筒でできた大聖堂が完成、お披露目がなったようです。
 
本家のクライストチャーチ大聖堂も、内部天井は木の船底風のつくりなので、印象が似ていて ちょっと、ウルウルしました。
 
designboomのshigeru ban のページで建築工程など、見ることが出来ます。
 
紙筒建築???への疑問が、それこそ百聞は一見にしかず、で、良くわかります。
 
私は知りませんでしたが、阪神淡路の震災がきっけだったんですね。
 
紙筒はきちんと、日本の建築基準をクリアしているそうです。
 
この教会は、北を上にして、地図を見た場合、大聖堂広場から右手3ブロックほどにある公園、 ラティマー・スクエア: Latimer Square の下、Hereford St沿いに建っています。
 
住所は 234 Hereford St, Christchurch Central, Christchurch オープニングフェスティバルとして、連日コンサートなどの催しがあったようです。
 
現在の大聖堂は、取り壊しが確定し、再建案が3つ発表されたけど、どうなるんでしょう 大聖堂は、もともと純粋に宗教施設であって、観光資源として建てられたものじゃないだけに、 むつかしいものがありますよね。
 
そもそも、地震以前から、維持管理費の寄付をつのっていましたから、財政的には、もともと大変だったところに、最初の地震で、ダメージがあり、再起しようと頑張ってるところへ、2度目の地震では、心も折れかねない。
 
個人的には、サグラダファミリアのように、長い時間をかけても、人は待ちます。
 
古い建材を使って、もとの姿を立て直してほしいなぁ、が私の選択。
 
まだまだ、中心部はレッドゾーンか、解除されても建築ラッシュで、とても観光という 雰囲気は無いと思いますが、シンボルだった教会が、仮の姿とはいえ、立ち上がり ひとつ、乗り越えたような感じがします。
 
阪神淡路では、我が家も色々と影響をうけました。
 
人が住み、生活の場であったところが、一瞬で瓦礫と化す姿など、想像したこともなかった。
 
その場をみた、祖母の言葉が印象的でした。「戦争に比べれたら、なんぼかマシやわ。大阪には食べ物もある。戦時中はなぁ、日本中がこうやった。逃げてく先も、助けてくれはるとこも、のうて、みいぃんな、こんなんやってんさかい」
 
自然の営みで起きることは、人には手出し出来ない。
 
ただ、自分から起こす口火はきりたくない。
 
合掌